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◇米軍ハウス保存・再生・ Fussa 「保存」「再生」「リノベ-ション」:住宅・ハウス
◇米軍ハウス
◆「米軍ハウス保存・再生」・Fussa
「米軍ハウス保存再生協会・Fussa」とフォレスト建築研究所は、東京・福生を
拠点に、伝統的建築や歴史的
環境調査・研究し、建物、インテリア、家具、照明、
まちなみなどの保存、再生、リノベ-ション活動を行っています。

  福生市には未開拓の魅力的な二つの歴史遺産が存在しています。
◇ひとつは、戦後、横田基地周辺に建設された「米軍ハウス」です。
 「米軍ハウス」は、横田基地の軍人、家族のために建設された住居であり、

 1950年前後からの高度成長期にアメリカ文化に憧れた若者がハウスに
 居住し、社会・文化に影響を及ぼしました。
 ピ-ク時には市内に15600戸をあまりの「米軍ハウス」が存在していましたが、
 建設後50年を経た今日、160戸あまりしか存在していません。
 時代に影響を与えた福生の「米軍ハウス」に関する本格的調査、研究
 少なく、希少な歴史的建造物の保存、再生活動も重要な課題です。
 
◇もう一つは、福生・多摩地域の「伝統的住居と80棟あまり蔵群」です。
 都市化により消失していたかに思われていましたが、近年の調査で、福生
 市内にも、屋敷林防火生垣、庭、お社を持つ伝統的な屋敷構えを持った
 「伝統的住居や80棟近い蔵群」の存在が明らかになってきました。
 それらの中には、"川越の蔵造りの高度な左官技術"を酒造所の酒蔵や商家、
 古民家、
そして蔵群の中に見ることができます。
 これらの蔵には、川越の蔵造りの技術を用いてつくられた、酒造所の酒蔵、商家の
 蔵、豪農の蔵、製糸業の蔵、養蚕農家の蔵など、多様な蔵群が残されています。

 このように、福生市には、「近世と近代」、「和と洋」の異なる二つの
歴史的遺産が存在することから、今日まで残された貴重な歴史遺産の検証
と再評価を行い「自然」・「環境」・「歴史」・「文化」・「生活」を
計画的に組み合わせた、多様性に富んだ住環境とまちづくりと新しい観光
が期待できるのではないか・・・。

「米軍ハウス保存再生協会・Fussa」では、保存・再生・リノベ-ションとともに
現存する歴史建築遺産を活用したまちづくりや地域づくり、観光事業へ有効な
「福生・エコ(環境)ミュージアム」の提唱し、酒蔵や蔵群を巡る「まちなみ
探訪」や「まちづくりセミナ-」などを開催しています。
◇立川米軍ハウス(リニュ-アル後)

●「米軍ハウス保存・再生協会」

「米軍ハウス保存再生協会」は、​福生市における「米軍ハウス」に関する調査・研究と共に現存する「米軍ハウス」の保存活動やハウスを巡るツア-などを開催しています。

 

「米軍ハウス」は、第二次世界大戦直後、日本国内に約16000戸建設された連合軍の将校、家族の住宅として建設された「デペンデントハウス」に準拠して、福生市の横田基地周辺に建設された平屋建ての住宅です。

戦後、横田基地への米軍の駐留に伴い、横田基地内の兵士、家族が居住する住宅が不足したことから横田基地に隣接する福生、瑞穂、立川、武蔵村山地域に建設されました。とりわけ、横田基地西側の主要ゲ-トがある福生市には国道16号線からJR八高線、そして市域中心部に至るまで、広範囲に建設され、ピ-ク時には1500戸あまりを数え、固有の住宅景観と欧米の生活文化が地域に影響を及ぼしました。

建設後50年以上経過し、現存するハウスの数は160戸あまりに減少し、老朽化が進み、その存続は危機的な状況にあります。

「米軍ハウス」の調査、研究に基づき、その価値の再評価を行い、保存・修復・再生活動と共に、「まちなみ探訪」や「ハウス探訪」などのガイドツア-等を通じて、歴史的環境と建造物の保存・再生や「米軍ハウス」を活用した「新しい観光」に向けた活動を行っています。

◇古民家・蔵
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